瞑想(マインドフルネス)の潮流
グーグルは2007年、瞑想(マインドフルネス)を教える社内研修を開講し、
いまでは最長6カ月待ちの状態といいます。
CEOラリー・ペイジの了解を得て、チャディー・メン・タンは社内で瞑想の講座を数百回にわたり指導し、著書『サーチ! 富と幸福を高める自己探索メソッド』がベストセラーとなりました。
どうしてまた Googleに限らず、アップル、Facebook社、IBM、ゴールドマンサックス、マッキンンゼー、メドトロニック、エトナ、P&Gなどなどのアメリカの優良企業がこぞって瞑想(マインドフルネス)を取り入れているのかには訳があります。
ビジネスマンの中でも、特に責任を伴い最前線にいる者にとっては、日々のストレスにいつしか苛まれ、職場で起きる様々な現象においていつしか疲れを感じ始め、ついにはパフォーマンスを上げる事にも難しくなってしまう節があるものです。
過酷な環境下でも、どこかで内省をする時間をしっかりととって、瞑想(マインドフルネス)をすることで「今を生きている」という事に集中して呼吸法を学び、職場での最高のパフォーマンスを引き出す事が企業努力として導入しているのが現状なのです。
2014年2月、タイム誌の表紙に「マインドフル革命(The Mindful Revolution)」が特集されていました。

2013年になって、Salesforce社のCEOのマーク・ベニオフ氏が瞑想実践者であることを公表したほか、世界最大のヘッジファンドBridgewater社のCEO、Ray Dalio氏も40年以上瞑想を続けていることを明らかにした。
また米国第3位の生命保険会社AetaのCEO、Mark T. Bertolini氏は、自分がヨガや瞑想をしていることを明らかにしただけでなく、約4万9000人の従業員に瞑想プログラムを提供し始めたといいます。